敬老の日が、毎月1回の行事になりますように

敬老の日が、毎月1回の行事になりますように

敬老の日を毎月の行事に

9月の第3月曜日、2020年は9月21日が敬老の日です。その敬老の日を、年に1回の祝日から、月に1回の行事にしたいと私たちは考えています。

もともとは1947年9月15日に兵庫県の野間谷村という場所で開催された「敬老会」が起源だといわれる敬老の日。小さな村からはじまり、県、国へと広まって根付いた考え方を、次のステップへ進めていきたいというのが私たちの思いです。

「敬老の日」という言葉を、年に1回ではなく、いつも身近にある存在にしていきたい。そんな願いをこめて、9月だけではなく、毎月第3月曜日を月々の敬老の日にする提案をさせていただきます。

毎月敬老の日を定める理由

敬老の日を月に1回にしたいと考えるのには理由があります。高齢者にとって「1年に1回」がどのような意味を持つのか、一緒に考えてください。

●1年に1回は少ない

仕事をして、遊びにいって、時には家にこもる1日を過ごして。いろいろな出来事のある日々はあっという間に過ぎていきます。しかし、毎日穏やかな時間を過ごす高齢者にとって、1年に1回はあまりに少ない機会です。

おじいちゃん・おばあちゃんと家族にとって、日々の楽しみになる時間は多いほうが良いと思いませんか。年1回よりも、月1回くらいは、顔を合わせるほうがいいと思います。

「明日」は当たり前のものじゃない

私たちと、おじいちゃん・おばあちゃんの「明日」は同じものではありません。日々老化が進み、何らかの病気を患っているかもしれない高齢者にとって、明日、来週、来月、来年は、当たり前のようにやってくるものではありません。

「来年の敬老の日、次の誕生日はこんなことをしてあげたい」と思ったことが、できないかもしれない。「来年は」よりも「来月は」と思える機会があったほうがいい。そう私たちは考えています。

日本の季節は秋以外にも魅力的だから

敬老の日は毎年9月の半ば頃、季節は秋です。ですが、日本が美しいのは秋だけではありません。四季はどの季節も美しく、いろいろな楽しみに満ちているものです。

そして、思い返せば、おじいちゃん・おばあちゃんと過ごした思い出はいろいろな季節の中にあって、今でもその景色は色褪せていません。毎月敬老の日があれば、その思い出はより多くなり、ともに過ごした時間は将来、私たちの財産になるでしょう。

毎月敬老の日ができたら何をしよう

もし月に1回敬老の日を設けるとなった場合、どのようにして過ごせばいいのでしょうか。時間の過ごし方をいくつか紹介します。

まずは毎月「会う」だけでいい

難しく考える必要はありません。まずは、毎月顔を見て話をすることが互いにとっての楽しみになるはずです。1時間だけでも、なにか別の用事のついででもかまいません。

月に1回の敬老の日か、その近くでおじいちゃん・おばあちゃんに会いに行く日を決める。なにを話そうかなと思いながら、なにか手土産を用意しながらと考えながら、当日までの時間を過ごす。会うまでのその時間も、きっと楽しいものになるはずです。

たまには一緒にどこかに出かけてみて

私たちは好きなときに、好きな場所に行くことができます。しかし、それは健康で体力があるからできること。おじいちゃん・おばあちゃんはなかなか自分1人だけでは、好きなところへはいけないものです。

ちょっとした買い物をするのも、美しい風景を見に行くのも、家族の協力があって初めてかなうことなのです。おじいちゃん・おばあちゃんの思い出の場所や、行ってみたい場所、やりたいことがわかったら、どんどん連れ出してあげましょう。

会えない時はオンラインで

新型コロナウィルスの脅威が続く中、高齢者にとって人との接触はリスクを伴うものです。そのようなことが心配で、会いに行けないという時もあるでしょう。また、もともとおじいちゃん・おばあちゃんが遠方に住んでいるという場合もあります。

そのような時にはLINEやZoomを活用してみてください。最初は不慣れでも、言葉はちゃんと伝わって、画面越しでも思いは届きます。顔を見て話す時間は、電話やメッセージよりもきっと特別な時間になります。

まとめ

今回は「月刊敬老の日」の最初の記事として、敬老の日を毎月の行事にする提案を致しました。高齢者からすると年1回の機会は遠いもの。敬老の日を毎月行うことで、おじいちゃん・おばあちゃんとの1日1日をより大切に過ごしてほしいと願っています。

高齢者にとって、会える時間はそれだけで特別です。どこかにいかなくても、なにをすることがなくても、まずはそこからはじめてみてください。それぞれの家族が思い思いの形で月に1回の敬老の日を楽しめるようになるように、これからいろいろな情報発信をしていきます。